短所を告げるときは、それが長所にもなり得るものを選択する。たとえば「こまかい気遣いが出来る」のは長所として捉えられるが、反面「几帳面」「神経質」という側面も持ち合わせている。面接においても、「長所」と「短所」の質問は一緒に行われることが多いので、1セットとして考えまとめておくとよい。
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面接の質問と回答例 >> 面接志望者個人への質問(個人) >> 短所
回答 1
私は一つのことに没頭すると、周囲の事柄に目が行かなくなってしまうことがあります。たとえば自宅で楽器のベースに没頭していましたら、いつの間にか深夜12時を過ぎていて、翌日「うるさかった」と隣室の妹に怒られたことがありました。夢中になると周りが見えなくなるという自分の性格を認識してきたので、最近は意識して注意するようにしています。
この回答では短所を挙げつつ、実は一つの物事に対する集中力の高さという長所もアピールできている。また、締めとして「意識して注意している」という前向きなところも好感持てる。
回答 2
頭が固く融通のきかないところがあります。自他共に認める頑固者と言いますか、不誠実なことが嫌いなので、学校では友人、ときには先生をも交えて討論することがあります。
素直に短所を挙げるのは好ましいが、「融通がきかない」という言い回しは面接担当者への印象があまり良くない。ここは「柔軟性にやや乏しい一面がある」など、ぼやかした言い回しの方がよい。
回答 3
短所らしい短所は自分にはないと思います。身内・友人にも確認しましたが、短所と呼べるような意見はありませんでした。
これは間違ってもしてはいけない回答だ。人間誰しも何かしら短所があるもの。「短所がない」と答えるのは自分のことがまるでわかっていないとアピールしているようなものだ。長所においても同じことがいえるが、どうしても見つからない場合は短所(欠点)の敷居を下げて、何かしら回答できるようにまとめておこう。